›3 22, 2005

なんか古墳見たくない?(67) 三輪山頂上

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 頂上に近付くにつれ、道が広がり、ススキのような草が増えてきて、空の面積も増えていく。
(記憶が不鮮明なため、全編すべからくイメージ映像です)
 頂上は広場のようになっていたが、眺望は相変わらず悪い。というか、木に遮られて全く見えない。そこに社があった。

 森の中で感じたような畏怖はそれには感じなかったが、お賽銭をあげて拝む。
 そして、そばの岩に腰掛けて、空をおがむ。

 なるほどねぇ、「上には空しかない」ねぇ……。
 別に三輪山じゃなくたって、どこに居たってそれはそうなんだけど、ここには見るもんは空しかねぇんだな……。
 なんとなく三島由紀夫の気持ちがわかった気がした27歳秋。
 見上げたまま、汗を引かせる心地よい風に浸っていると。

 チリンチリンと鈴の音がし、社の裏から、突如としておばちゃんが現出!!
 マジびっくりしたが、おばちゃんから裏手の方にもまだ何かあることを教えてもらい、早速向かう。

 裏手の方へしばらく行くと、ごろごろと巨石が転がっている地帯へ。これもご神体らしく、しめ縄とかがしてあったように思う。
 ひとしきり拝み、下山。

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