山道をしばらく降りていくと、先ほど社の裏から現出したおばちゃんに追いついた。
ペースが同じくらいだったので、世間話をしながら降りていく。
会話の中、
「わたしねぇ、この山、梅原猛の本で知ったんですよ。そんな昔から祀られてる神聖な山に登ってみたいと思ってね」
「へぇ、梅原猛ですか」
(ボクは『カムナビ』(角川ホラー文庫)で知ったんですヨ!! 桜井市とかが壊滅する話でして…………)
なんか三輪山さんに対する申し訳なさがふつふつと……。
しかも全然信心深くない俺が登っちまって……。
いや、自然に対する畏敬があればいいんですよ! 神だし!
と、すぐさまアイデンティティを取り戻し、おばちゃんに別れを告げ、下山。無事機械の体をタダでもらって帰ってきたのだった。
「へぇ、キミブロガーなんだ。今度トラックバック発射させてよ」
と神主に言われることもなく、荷物を受け取り、装着。
さすがに喉が渇いていたので、おばちゃん・ばあちゃんが群がる境内の湧き水へ俺も突入し、もみくちゃにされながらコップ一杯の水をゲット。いやぁ、ひとっ風呂(汗の)浴びた後の水分はうまい。
結局2時間強登ってた。そろそろ昼飯を食おう!
#あ! 梅原つながりじゃん!!↓
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