手段と目的

　むかし、『戦国武士の有給休暇』という傑作なNHK時代劇があったが、表題のようなお話もおもしろそうぢゃないか。うむ。

　そういうわけで、監獄で拷問にあう悪夢ばかり見て、起きたとき超消耗していたので、えいやっと休んでみた。
　私くらいになると、もう病欠もお手の物である。
　「ますひろ君はよわいからなぁ」と会社で噂されているに違いない。
　だが２度寝して起きてみればもう外は暗い。これもまた結構へこむ。

　色々あって、とうとう、会社を辞めることを決意してみた。
　そう思ってみると、気が晴れ晴れとする。
　だが、つい先日、来春リリースの大仕事の主担当にされてしまったばかりで、いつ言おうか悩んでいる。
　義理的にも、辞めるのはそれがリリースされてからだな、とは思うのだが、なんせ、来年４月に会社を辞めるとその後３ヶ月で「３０」である。
　おっ、おれの２９歳がッ！！　といったわけである。

　しかしどうにも、ITという手段を目的にするのは向いていなかったようで。もうITとはおさらばしてえな、とは思っているが、ITをあくまでも手段とする仕事ならまだいいかもな。
　とにかく今後はフィーリング第一で！