だらだらと放置していたデジカメ検討記事ですが、私の買った機種の後継機が発売されてしまったので、もう適当にお茶を濁して終わりにしたいと思います。煙に巻いて終わりにしたいと思います。
鉄は熱いうちに打たないとダメですね……。身に染みました。
というわけで、私が購入したのはFujifilmのFinePix F710です。
最終的に候補となったのはF710とCaplio GX、PowerShot S60です。
3機種ともそれなりに得意分野がばらけていて、F710を選んだのは本当に微妙な差でした。私と似たような嗜好の人でも、ほんのちょっとした違いで別の機種を買っていたかもしれない、それぐらいの差です。
私がF710を選んだ理由は、とにかく機動性に尽きます。
起動速度、連続撮影、連写性能、ジョグダイヤルなどを使った操作性。
GXも起動は早いのですが、体感ではF710には遠く及ばないような印象を受けました。F710は初めて電源を入れたとき、その起動の速さに声が出そうになるほど驚きましたから(前の機種が遅すぎた反動というのもありますが)。
ともかく、私の今後のカメラの「使い方」に合わせて、F710を選んだのでした。
選に漏れた2機種も、超広角が欲しかった私にはもうそれだけで手が伸びそうだったのですが、それより重要なことがあるだろうと踏みとどまったのです。
GXは、乾電池でも動くことや、デザインがよし。
しかし、マニュアル撮影時のシャッター速度をメニューから呼び出して決めるというインターフェースには これで体感得点が半分になったくらい呆れました。シャッター優先モードが搭載されていないので、この設計はおかしいです。
画質も特筆すべき点はないというか、むしろイマイチだったのでそれほど突出したイメージはありません。
因みにF710も同解像度機と比べると明らかに画質はよくないですが、「拡大しなけりゃいいだろう」という割り切り方をしました。その代わりにダイナミックレンジが広いですし。
それから、S60はかなり手堅い機種だと思います。それなりに凝って(1枚に時間を掛けて)撮る人なら、これを買っておけばまず間違いはないと思います。
広角ではなかったS50ですら、私の得点表ではわりと上位にいましたから、広角を得て軽量化など一回りグレードアップしたS60は、コストパフォーマンスも一気にアップ。
S60はこの3機種の中では画質は飛び抜けていいです。連写も実は結構早くて、体積のあるボディとそれなりにもっさりした動作から鈍重なイメージがありますが、それが気にならなければ最強と言っていいカメラではないでしょうか。
あ、もちろん上の話は全て中級機の中での話ですからね。
しかし、終始S60より高得点をマークしたEX-P600に全く食指を動かされなかったのは、何故だったんでしょう……。やっぱりデザインのせいなのかなあ。かわいそうなP600。
F710まだ一度も活用しておりません/
街の写真とかも撮ってみようかなあ。