桜井はさすが連絡駅っぽく、乗換えの人は沢山いたが、駅から数歩離れたらもう人がいない。
うわぁ、いいねぇ。この人のいなさ。さすがにもう寡人地を行くことに快感を見出す自分に気付きまくり。
今後はこの方針で、関東近郊でも行ける所はやまほどあるんじゃないかという気がしてきている。
大きい通りも多いし結構都会っぽいんだけど、閑散としていて向こうに山々が見えたりする道を北東へ。
「山の辺の道」の道標を見つけ、遂に「道」の南端への侵入成功。
空はちょっと暗くて、また今日も雨が降りそで降らないのかあ? とまごつく。
ふと思いついて、デジカメの機能で白黒写真を撮ってみた。場合によってはかなりいいかも。この写真がそうかどうかは不明。
もう既に「道」は始まっているようだが、こんな感じで両脇が民家だったりしてそれっぽくない。いや、これもまた風情があるんだけど!
ずんずんと進んでいくと、それがだんだんと森の中のハイキングコースっぽくなっていく。
「山の辺の道」というだけあって、この道は南北に連なる山々の、西側の斜面(ふもと)にずーっと続いている道。
しかし、常に左手は眺望が開けている(北に向かっているので)と思っていたら全然そうではなく、森の中で見晴らしも何もない。
「ここは奈良だぜ!?」という実感もないまま、もくもくとすすむ。