◆<発売延期>バトル・ロワイアル2特別篇 同級生殺害に配慮(毎日新聞)
この映画は今回の事件の「直接的な」原因になっていると言っても過言ではないと思っています。ちょうど今日、同じ「延期」を扱った記事があったので、それと比較してみます。
◆米同時多発テロの影響見られる映画、相次いで公開へ(ロイター)
はっきり言って、延期することの根幹は商業的な理由だと思います。上記2例とも、そうだと思います。
延期したからといって、いつか世に出る以上、被害者などがそれを目にする機会は必ず出てきますから、その点では「延期」という行為自体にはそれほど意味はないはずです。
ですからそうした場合、「あ〜、自粛したんだな」と受け止めるのではなく、「世に出る」ということを考えてみると、同じ延期でも、両者の決定的な違いに気付きます。
つまりは事件との関連性の有無です。もう少し言えば、社会への影響力の違い、「たね」になりうるのかということです。
もちろん、『バトル・ロワイヤル』の方が、影響力が強いということです。
社会に対して、なんらかの悪影響があることがはっきりとわかっているものを世に出す、これは法を犯してはいなくとも、罪と言えることだと思います。
正直なところを言えば、発売は自粛して貰いたい。永久に。世間への影響ということを深く考えずに(または悪影響を承知で)発信をする人には、憤りを感じずにはいられません。