›1 17, 2005

★★★★☆ 柴田錬三郎『われら梁山泊の好漢』2疾風篇

柴錬水滸伝 われら梁山泊の好漢〈2〉疾風篇
柴田 錬三郎
集英社 2002-07
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 さくっと読み終わるはずが、年を越えてしまいました。しかし、600ページ超えていたんだなあ、この本。

 一巻で「沢山の好漢がいれかわり立ち替わりに出てくる」という形式に慣れ、またそのように期待してしまったため、この二巻の「一人をじっくり描写」にはちょっと飽きてしまいました。
 だって、ぶっちゃけ、ぶっちゃけいうと、みんな話のパターン同じじゃないですか!
 そりゃ宋江ばっかり出してたら「あれ? なんかこの展開前に読んだな……」ってなりますよ。
 あと、宋江はあまり好きなタイプではないので、その面でも一気に読み通せない巻ではありました。「自分だけの正義」を持った、ある意味「好漢」な人だとは思うのですが。

 今のところ好きなのは花栄、秦明、戴宗(ジャイアントロボのイメージ強すぎ)、張順、魯智深、武松、李逵。結構将軍やってたおっさんが好みらしいです。
 「ごめん。奥さん死ぬとは思わなかったよ」の秦明とか、泣けて好きです。

 って、今こちらのサイトさんを観てたら、これ、文庫本のカバーのイラストと同じじゃないですか!
 ここの呉用はこわい。すごくこわい。

 魯智深とかはどうしたんだ〜。もう一巻しか残ってないですよ。
 やっぱし108人全員出てくる奴を読みたいですね。というか今回厚く語られていない人がそうなっている奴を読みたいです。

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