5時丁度だった。
目の前で、荷物を降ろしたジョニーが俺の方を向いていた。安らかな顔だった。
俺「ジョニー……」
三話前で名前の付いたお前だけど、お前がいたから、俺は、俺は……!!
ジョニー「兄貴……」
次はもっと人としてどうにかしようや。
ジョニーはそう言っているように俺には思えた。
まるでドナドナのような気分だった。
またこの飛鳥に来ることがあれば……。
いや、このチャリ混みの中ではもうお前を見つけられないかも知れない。
だが……。
俺はテンガロンハットの縁に手をやり、ヤツに背を向けた。
あばよ! 飛鳥!! そして友よ!!
みたいな。
飛鳥編 完
#ぶっちゃけ、1時間延長とかすればよかったのでは!!!