›3 04, 2005

★★★★★ 柴田錬三郎『われら梁山泊の好漢』3 激闘篇

柴錬水滸伝 われら梁山泊の好漢〈3〉激闘篇

柴田 錬三郎

集英社 2002-08
売り上げランキング : 276,240

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猿飛佐助 柴錬水滸伝 われら梁山泊の好漢〈2〉疾風篇 柴錬水滸伝 われら梁山泊の好漢〈1〉風雲篇

 大満足の3冊でした。
 やはり、柴連のニヒルさが水滸伝という題材に非常にマッチしていたと思います。
 本巻は次から次へと好漢が梁山泊に集まってくる、オールスター的内容。戦争シーンも多いですが、戦争シーンの面白さはちょっと微妙かも? という印象でした。
 大体、宋江が指揮をとっているのが気にくわないのですが(笑)。
 李逵、宋江やっちまえよ! という感じです。

 このシリーズ唯一の不満は、108人集まらないで終わるところ。魯智深とか、大好きな奴らが最初に出てきたきりで悲しかったです。

 で、水滸伝マイブームはまだまだ続いていて、別に観ている中国ドラマの水滸伝では、晁蓋ら7人が楊志から星辰こうを奪い取るところまで観ているのですが、さすが本場。かなりの好漢のイメージはこのドラマがスタンダードになりました。林沖とかすごいです。

 というわけで色々ひっくるめて今好きな好漢なのですが、楊雄・石秀兄弟が大好きになりました。以下5人はかなり不動? なんかマイナー好きっぽいですね……。
◆柴連で好きになった人↓
 霹靂火 秦明
 小李広 花栄
 病関索 楊雄
 弃命三郎 石秀
 美髯公 朱仝

 神行太保 戴宗
 撲天[周鳥] 李応
 花和尚 魯智深
 黒旋風 李逵

◆中国ドラマのせいで好きになった人↓
 赤髪鬼 劉唐
 白日鼠 白勝
 青面獣 楊志

◆TV埼玉のせいで好きになった人↓
 行者 武松(ハナ肇)

 水滸伝はやっぱ二つ名がかっこいいです。

 で、是非この続きが知りたい! ということで、唯一の120回本らしい駒田信二訳本を図書館で予約してきました。

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