›8 26, 2006

★★★★☆ 宮崎吾朗『ゲド戦記』

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 世間で酷評されていたのを見聞きしていたせいか、思っていたより満足感が強かった。
 いつに似ず、無欲に映画を観たせいかもしれない。「この展開はああなるはずだ」とか、自分の希望というものを作品に押し付けずに、表出しているまんまを受け取れた。
 結果、「本当に素直な作品」という感想を持った。
 童話とか、紙芝居みたいなものだ。
 なんだ、全然おもしろいじゃん。

 それにしても、岡田准一の演技の上手さにはびっくりした。もともと注目している俳優だったが、ますますその度合いを高めた。対して、菅原文太のセリフには違和感があった。

 なんにせよ、私は世間とは逆の感じをこの作品から受けたようだ。

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