過去、日記で『ベルウィック・サーガ』の素晴らしさをちらほら紹介してきましたが、本腰を入れてこの作品を紹介したくなったッ!!
というわけで、紹介を兼ねプレイ日記をさらしていくことにする。
まず基本的なところだが、本作はシミュレーションRPG、『ファイアーエムブレム』等と同じ系統に属する。
色々な職業のキャラを戦術マップ上で好きなように動かして敵にぶつけ、そのマップでの任務をこなせばクリア、というゲームだ。
キャラにはLVがあり、LVがあがるごとに成長していく。プレイヤーは段々と強くなっていくキャラたちの活躍に一喜一憂し、底なし沼のように(?)感情移入させられていく、という寸法だ。
かくいう私も『ファイアーエムブレム』(FE)一作目にどっぷりと浸かり、その後何作かシリーズをプレイしてきた。
しかし流石に一作目から完成されたシステム。作品を重ねても変わることのないゲーム性は私を飽きさせてしまった。ゲームには変化が重要。
FEに似たゲームばかりになったシミュレーションRPG業界に一石を投じるゲームが現れた。
それが『ベルウィック・サーガ』だ!!!
本作の特徴は大きくは以下のようになる。
しかし、その複雑さ、絶妙なゲームバランスが逆にとっつきにくさを非常に上げている。
それを助長しているのが、プレイヤー達に蔓延する「完璧主義」。
「味方を一人も死なせず、敵を全滅させて、逃げる敵が落とすお宝も全部回収! お金もMAXまで稼いじゃえ!」
って、そんなことを目指していたら多分このゲームはクリアできない。
このゲームは親切にも5ターンに1回セーブが出来、いくらでもリセットができる。仲間の死はさすがにリセットするとしても、それ以外は大目にみようじゃないか、という気持ちでいかないと(不当に)クソゲーになってしまう。
ゲームって、そんなに完璧にやるもんですかね? 面白ければいいんじゃないの? やめようよ! 完璧主義! というテーマを意図したかどうかは知らないが、そういう意味でも一石を投じる感のあるスゴい奴である。
というわけで、このゲームは初見で「ピン」とくる奴以外には、経験者が手ほどきしてあげないと面白さを理解できないゲームと言っていい。
「クソゲーじゃん」と言っていたプレイヤーに深奥を伝授し、「やべえ! おもしれえ!」と思わせられるようになったらこんな幸せなことはない。
そう思って筆をとった。
プレイ日記を書くつもりがつい熱くなりこんなことを夜中に書いているのであった。