『Major』と『海皇紀』の連載が終わった。
双方ともサンデー、月マガで読んでいる数少ないマンガのうちの一つだった。
『Major』はメジャー編があらゆる意味で消化試合になってしまっていたので、惰性で読んでいたフシもあるのだが、それにしてもあのこなれた絵とストレートなまでに少年漫画していた内容には好感度がもてた。
結末も真っ当というか、そうだよな、という思いのする最終回だった。
『海皇紀』は、王海走編で「このマンガの表現を超えるマンガは過去に見たことが無いし、これからも当分現れないであろう」と思わせる凄みで私に衝撃をもたらした作品だ。
しかしその後やや失速し、ロナルディアとの戦いからラストまで予定調和で終わってしまったのはもったいなかった。
最終回は90ページ越えだったが、その大半は後日談というおまけ的な回。
ロナルディアがあっけなく倒されたので、もう少しかき回してくれてもよかったのに……と切なくなった。
「ハードスタァボー!」という掛け声がもう聞けなくなるのか……。
作者の次回作にも期待。