『Major』と『海皇紀』の連載が終わった。
双方ともサンデー、月マガで読んでいる数少ないマンガのうちの一つだった。
『Major』はメジャー編があらゆる意味で消化試合になってしまっていたので、惰性で読んでいたフシもあるのだが、それにしてもあのこなれた絵とストレートなまでに少年漫画していた内容には好感度がもてた。
結末も真っ当というか、そうだよな、という思いのする最終回だった。
『海皇紀』は、王海走編で「このマンガの表現を超えるマンガは過去に見たことが無いし、これからも当分現れないであろう」と思わせる凄みで私に衝撃をもたらした作品だ。
しかしその後やや失速し、ロナルディアとの戦いからラストまで予定調和で終わってしまったのはもったいなかった。
最終回は90ページ越えだったが、その大半は後日談というおまけ的な回。
ロナルディアがあっけなく倒されたので、もう少しかき回してくれてもよかったのに……と切なくなった。
「ハードスタァボー!」という掛け声がもう聞けなくなるのか……。
作者の次回作にも期待。
今月さぁ、毎週休んでるわけですよ。
毎日のように体調の悪さと戦って、嫁や子供のことを思って苦しくて、会社にやっとこ出社する日々。
最近の『はじめの一歩』もそんな感じ。
努力を積み上げてきた一歩が、ぽっと出の天才新人に翻弄され、一発も殴れず毎週轟沈寸前。
毎ラウンドの目標が「一回体に触る」それが達成できたら今度は「五回体に触る」……。
ボクサーが、殴るじゃなくて触るだけですよ?
それがどんなに苦しいことか。
それが自分に投影されてしまって……もう心に染みまくりなんです。
俺も今日は5時間働けた。明日は6時間働こう。そんな苦しい戦いを繰り広げていこうよ!
と勇気付けられた。
でも、一歩は轟沈しない! と信じさせてくれるものがあるんだよな。
それはなんだろうか。それを俺は持ちたい。
「努力」
創刊以来ずっと読んでいるSQ。そういえば感想を書いたことがないなあと、振り返ってみました。
なんだかんだと結構な本数気になるマンガがあるんだな。