『ボーン・スプレマシー』
随分と間延びした感のある映画でした。何度も眠りそうになりましたし、一作目を予習していなければわけがわからず、かなり消化不良だったと思います。
特徴的なのがカメラワークで、ドキュメンタリーっぽく、手ブレがしょっちゅう起きたり、アップからのカメラスクロールなどが多用されていて、私は非常に気持ち悪かったです。
そのドキュメンタリーっぽさが、主人公ボーンを客観的に観る様に強いているように感じられ、どうも感情移入できませんでした。もっとボーンの心情を描いて欲しかった。それが足りないので、ラストの邂逅シーンも蛇足(ではないのだが)のように感じられてしまうのです。
監督が変わったのでしょうがないかとは思うのですが、前作と同じ脚本の方もちょっと不満。
唯一すんげー! と思ったのが、カーチェイスシーン。走行中に車体の前後がひっくり返ってまた戻ったりをトンネルの中で繰り返し、相当熱かったです。
久しぶりに辛目で。