『故郷の香り』
なんとも繊細な風景描写と、印象的なブランコ。その上に乗っかった少しの人間ドラマ――というイメージでした。
中国田舎ものはやはりいいなあ。物語を満足するというタイプではないのですが、なんだか和みます。
で、私のメインは香川照之さんの舞台挨拶だったのかもしれません。
『利家とまつ』で遅ればせながら注目をし始め、この人には日本映像界を担っていってもらいたいなあ、という期待を抱いています。
今回の撮影では日本人スタッフは一人もいなかったらしく、苦労はしたがそれが非常によく、次もまた電波少年のような映画撮影をしたいと仰っていました。
ユーモアがかなりありつつも、真面目さが基調の方で、やはり俳優の人間性を知るとますます好きになりますね。