『ALWAYS 三丁目の夕日』
12月映画の日。『春の雪』と迷いましたが、沈んだ気持ちを洗ってくれるのはコイツだ! とコイツをチョイス。大正解!
吉岡さんのダメ系感動作は本当にいいですのう。みんな純に見えてしまうけれど、あれが彼の演技性って奴じゃないかな、などと好きさをアピール。
他の役者さんもみな生き生きとしていて、特に堤真一はベラボーによかったなあ。あと、『逆境ナイン』で目をつけた堀北真希はやっぱり可愛かった。小雪のスレっぷりもなかなか。この人はこういう役がよく似合うと思う。
なんといっても、伝わってくる人間のあたたかさ、社会のあたたかさって奴ですね。
人間が変わったから社会も変わってしまったんだろうけど、社会が人間にも影響を与えもするわけで。
この時代に観るべき価値のある映画だと思います。
もうちょっとミクロな感想としては、親のありがたさというものが骨身に染みる。親っていいもんだなあ、とつくづく思いました。家に帰れなくなった少年の「お守り」の件で号泣ですよ。
もちろん三文小説家と少年とのラストも。
エンディングの歌(D-51)もすごく合っていたと思います。買おう。
いろんな年齢層が観に来ていて、常に楽しい笑いの溢れる映画でした!